by hidemaro2005
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さぁ、それでアメリカ経済は大混乱。ドイツは予定通りマルクの金利を上げる物価抑制策を行いましたが、日本の場合、アメリカの圧力がかかってそれが遅れました。物価はさらに上がり、サラリーマンは土地が買えない状態になりました。
それで、当時の大蔵省と金融庁が土地の値段がこれ以上上がるのを食い止める仕掛けをしたんでございます。(  ̄3 ̄)b それが「総量規制」というやつで、不動産業向けの融資を控えるよう、銀行に対して規制をかけたんでございます。まぁ簡単に言うと、不動産屋に金を貸しちゃイカン(*`・ω・´)ノ という通達を出したんですな。銀行はこれに逆らうことはできません。不動産屋がこれ以上土地を買い占めるのを食い止めたわけです。さらには「地価税」という新しい税金もかけました。しかも、これを受け日銀も公定歩合を上げました。 すると、突然土地がぱったりと売れなくなったのでございます。そして、土地の値段が大暴落します。土地を担保にお金を貸していた銀行はたまったモノじゃありません。たとえば、1億円の地価が担保条件で1億2000万などと上乗せしてお金を貸していたモノですから、それが一気に5000万位まで下がったものだから、土地を取り上げたにしても大損しちゃいますね。しかもその土地は全然売れない・・。(-Д-;) この時、その土地を損が小さいうちに売っちゃえば良かったのでしょうが、まだまだ「土地神話」というものが残っておりました。ですから、「そのうち地価もあがるんでないかい?(; ゚∀゚)」みたいな感じで、先送りしちゃったんです。 しかしさにあらず、土地の値段はどんどん下がっていっちゃうんです。特に悲惨なのはリゾート開発とか、投機目的に中心街の土地なんかを買いあさられた、地方都市だったかも知れません。そうこうしているうちに、バブル関連の企業や不動産業はどんどん経営破綻していっちゃうんでございます。したがって、そこのお金を貸していた銀行も貸したお金が返ってこないわ、土地は二束三文だわ・・・((((;゚Д゚)ノノ 銀行のお金もどんどん減っていっちゃうんです。それでとうとう銀行が潰れてしまうという事態が起こります。1997年、拓銀がとうとう経営破綻いたしました。さらに大手の山一証券が破綻、わずか1ヶ月の間に大手証券会社2社、銀行が2行も経営破綻したんでございます。今から考えればとんでもない状況です((((((((゚Д゚;)ノノ そうなると、金融機関同士が疑心暗鬼になり、貸し渋りなんかが起こっちゃうんです。さぁ、そうなるとお金の動きが全体に停滞しちゃいますよね。お金というのは社会経済の血液みたいなものですから、言ってみれば「血行不良」を起こしたような感じになるわけでございます。そうなれば、株を持っていた人たちもどんどん株を売っちゃうことになります。すると株価は当然下がることになりますね。当然、日経平均株価の大暴落が起こりました。4万円だった株価が一挙に半額の2万円になったんですから、そら~もう大変です。どんどん下がる一方、で、不安だからみな売る、また下がるの連鎖で、地価ばかりか株価まであっという間に下がっちゃうんです。つまり、「バブル崩壊」したわけなんでございます。この後、日本経済は長い間「デフレ経済」まっしぐらの道を進んだわけです。しかし、バブルは30年ごとに繰り返すと言います。日本のバブルは「土地神話」でした。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」・・・前者の愚者が跋扈したとき、バブルはまた形を変えて繰り返すわけでございます。バブルを知らない子ども達が経済の中心になったとき、同じ轍を踏まぬよう衷心から願うものでございます。 祇園精舎の鐘の声 諸行無常のひびきあり・・・・・。 ↓ お気に入りいただけたら、どれかにクリックをお願いします (〃ゝω・人) にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 関連グッズ DVD 本 スパム防止のため、コメントを承認制にしました。お手数掛けますが、なにとぞご了承ください
by hidemaro2005
| 2014-02-20 22:43
| 哲学
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