by hidemaro2005
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
2022年 05月 2021年 11月 2021年 07月 2021年 03月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 04月 2020年 03月 2019年 12月 2019年 10月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 02月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 03月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 最新のトラックバック
検索
タグ
フォロー中のブログ
外部リンク
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
|
さて、前回はウナギ自体の資源が少なくなったので、ウナギが高くなって、気軽に食べられなくなったっていう報道は「どこかちがうんじゃないの?(ㆀ˘・з・˘)b」という問題提起をいたしました。つまり、あたしが言いたいことはこれからが本題なのでございます。ぶっちゃけた結論から言いますと、「鰻はそもそもお気軽に食べるもんじゃないんだよ━━━m9(゚Д゚*)━━━!」 という事なんでございます。
なしてこんな事を言うかというと、そもそも「鰻」という食材は、大量消費に耐えるべきものではないのだと言う事なんでございますな。昭和の時代の漫画で、鰻屋の焼く蒲焼きの匂いをかぎながら、ご飯を食べるっていうシーンがあったんですが、まさに庶民にとって鰻というものは憧れの食材だったんでございました。函館でも、鰻を食べられるのは入川とかはいやといった高級な料理屋さんだったんですな。それが、いつしかスーパーにも冷凍ウナギやら、パック詰めされたウナギの蒲焼きが並ぶようになったんでございます。しかもファーストフード店でも、ワンコイン単位でうな丼が提供されるようになり、そうでございますねバブル前後あたりっていうか、グルメブームの頃には、まさに「大衆食」的な感じでウナギが並ぶようになっていたんでございます。(ㆀ˘・з・˘)b しかしながら、この傾向は、ウナギの稚魚の乱獲を促しました。何故かっていうと、今市場に出回っているウナギは一応「養殖」って言うことになってるんですが、そもそもウナギの生態自体はほとんどが解らないことだらけで、鮭鱒のような孵化事業すら研究段階なんでございます。ですから養殖ったって、ウナギの稚魚(シラスウナギ)を捕まえてそいつを大きく育てるっていうやり方でございます。 つまり、シラスウナギという天然の資源に頼るしかないってわけです。しかも、このシラスウナギ自体どういう生態なのかだんだん解ってきたのがつい最近という始末でございます。高度成長期を境に、ウナギの消費量は上がってきたんでございまして、まぁ、皆さんの懐が豊かになったせいではありましょうが、この頃から実はニホンウナギの稚魚の漁獲高はどんどん減っているんでございます。原因は前にも言ったように、乱獲以外の何者でもございませんよ。 つまり、ウナギの生息数が回復するスピードを超えてウナギを捕り、食べまくったというのが正しいでしょう。つまりはスーパーにまでウナギの蒲焼きが出回るようになったこと自体が間違いの元なんでございます。(*`・ω・´)ノ しかし、ウナギの需要はさらに上がります。それじゃってんでヨーロッパウナギなど海外のウナギを輸入するようになるんでございます。「いわゆる中国産」てやつでございますな。これが中国から大量に日本に輸入され、ファーストフード店やスーパーに廉価で販売された結果、行き過ぎた消費行動に駆り立てたのと、売れ残りの大量廃棄を生み出したわけです。その結果、ヨーロッパウナギは「絶滅危惧A1類」という危機的状況になってます。それでも懲りずに、今度は東南アジア生息のバイカラに目をつけ、またまた絶滅の危機に追い込もうとしている愚を繰り返しております。まさに「餓鬼道」でございますよ(*`・ω・´)ノ 問題なのは、売れ残りの大量廃棄がスーパーやファーストフードなどで行われている事実でございます。ウナギの資源が枯渇しかかってるのに、捨てるという矛盾は何とかならないかって言ったって、最近はスーパーのウナギもいいお値段ですから、そんなにお気軽には買わないでしょう。そのくらいの対価だったら、専門店で食べた方がよほど良いってもんですから、これもまた売れ残って廃棄されるという悪循環になっております。 ウナギはそうやってお手軽に食べるものではなく、手間暇かけてじっくりと味わう「スローフード」であるべきだというのがあたしの持論でございます。少ない資源ですから、無駄なく「鰻食文化」という和食の世界遺産として、今後の今後残しておくには、やはり、スーパーやファーストフード店にウナギは置くべきじゃないと思うわけでございます。 ↓ お気に入りいただけたら、どれかにクリックをお願いします (〃ゝω・人) にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 密林shop DVD 本 スパム防止のため、コメントを承認制にしました。お手数掛けますが、なにとぞご了承ください
by hidemaro2005
| 2014-07-08 21:30
| 日常
|
ファン申請 |
||