by hidemaro2005
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日本史で、平安時代の終わりとか武士団のおこりあたりの勉強をしていると、「末法思想」という「入試によく出る重要語句」が出てきます。
これはどういう事かというと、簡単に言えば、お釈迦様が入滅して、時間が経つとその教えの効果がうすれていき、最後には「五濁悪世」の末法の世になると言う考え方です。 正法=教えや戒律が正しく行き届いている時期、500年続くとされているんです。で、それが過ぎると、 像法=教えや戒律などがさまざまな解釈によって枝葉に別れ、それぞれ徐々にその教えが緩み、拡大解釈され始める時期になり、これが1000年続くとされます。そして、最後に 末法=教えや戒律がまったく行き届かなくなってしまった時期で、これが一万年続くんだそうです。それでこの時期が過ぎるとゴータマ=ブッダにかわる新しいブッダが生まれるのだそうです。この繰り返しが未来永劫続く。いわば仏法のマネジメントサイクルみたいなものです。 日本史では、これらの末法の世では、もはやこの世では救いはなく、来世での救いを求めるという考えがおこり、その来世での極楽浄土への生まれ変わりを、衆生すべてにあまねく実現させる阿弥陀如来の本願にすがろうという「阿弥陀信仰」が生まれたと教わります。 五濁悪世の末法の世の具体的な様子は5つに分類されていますが、これを見るとおもしろいですね。 その1 劫濁(こうじょく)とは、「時代の濁り」のことを言います。 時代が濁ると戦争や疫病、飢饉、天災などの社会悪が増大するということ。 確かに世界を見回すと、テロや飢餓、政治混乱、異常気象が蔓延してます。まさに末法。 その2 見濁(けんじょく)とは、「思想の濁り」のことを言います。 思想が乱れ、邪悪な思想や見解がはびこり、他人のことを慮ることはなく、より自己中心的な考えの人が多くなるというわけです。ホントにそうですね。 その3 煩悩濁(ぼんのうじょく)とは、煩悩が無限に燃えさかっている様を言います。 煩悩とは、欲望に満ち、怒り、貪り、恨み、時には嫉妬に狂うことで、これらを貧・顚・痴の三毒といいます。見回すと、あたしたちの回りって、煩悩だらけですねぇ。まさに末法。 その4 衆生濁(しゅじょうじょく)とは、衆生の資質が低下する事を言います。 このことは、人々の質が下がると言うことです。能力のみならず、知、徳、体のそれぞれの力が弱い人間しかいなくなると言うことですが、確かにうなずけますね。 その5 命濁(みょうじょく)とは、衆生の寿命が次第に短くなる。 とあるのですが、この高齢化社会、これだけは末法ではないような・・・。だけど、年金破綻が噂される中、豊かな老後があるかといえば・・・。本当の意味で「人間らしい生活=寿命」が短くなってるんではないのだろうか・・。 この文章は、一昨年の暮れ、別のブログに書いた内容である。この時は、普天間問題でずいぶんと混乱した年の暮れだった。確か、その年の漢字は「変」という字ではなかったかと記憶している。 さてそれから1年、世の中はどう変化しただろうか・・・。 変わりはないようには思うが、何かしら、やはり変化はしているはずである。それがよい方向か悪い方向かは別としての話ではあるが。 お気に入りいただけたらお願いします ↓ にほんブログ村
by hidemaro2005
| 2011-02-07 21:25
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