by hidemaro2005
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「函館ラーメン」という言葉を聞いたのは、ごくごく最近だったような気がする。そもそも「塩ラーメン」という呼称自体もホントに最近だったような気がする。
函館では昔から「ラーメン」は、いわゆる「塩」ラーメンであり、それ以外は醤油ラーメンとか味噌ラーメンと呼び、「ラーメン」とは区別していたのだ。 函館でラーメンといえば、やはり、麩とホウレン草が入っているのが記憶にある。シナチクと堅めのチャーシューが載って、コショウをガンガンかけて食べるのが「ラーメン」だった。 東京で暮らしていたときには、ラーメンは何故か醤油味だった。それに気づいたのは大学の学食である。私が出た東高校には学食があり、そこでのラーメンは当然のように塩だった。ところが、東京の大学に進学し、学食でラーメンを頼んだとき、スープが茶色いのである。東京でラーメンと言えば醤油味が普通だったのだ。 函館にいわゆる「ラーメン」とおぼしき料理がはじめて現れた記録として、 1884年(明治17年)、当時の函館新聞に、函館船場町(現・函館市末広町)に開店した華僑の経営による洋食店、「南京御料理 養和軒 アヨン」4月28日付の広告に、「南京そば15銭」の記載がある。この「南京そば」が日本のラーメンのルーツであるとも言われているが、この時のレシピなどは残っていないのが残念である。 また、1935年(昭和10年)のスナップ写真には「支那そば」笑福の文字が確認できるものがあり、この頃には「支那そば」を専門に扱う「ラーメン屋」が既に存在していた事がわかる。また、この「笑福」の隣で営業していた純喫茶「ミス潤」に残っている1932年(昭和7年)のメニューには、ケーキやみつ豆と並んで「ラーメン(支那そば)15銭」との記載があり、隣の笑福から壁の小窓越しにラーメンを客に提供していたという。 昭和初期の函館市民にはすでに「ラーメン」という言葉が市民権を得ていたのだ。 支那そばも自然と「ラーメン」と呼ばれるようになり、昭和20年代から30年代にかけて、大門にたくさんのラーメン屋台や、大八車の流し屋台が軒を連ねるようになった。区画整理やバブル時代の土地高騰等により、これらの屋台はほとんど見られなくなった。 学生のころ、市役所そばや広小路にはたくさんのラーメン屋の屋台があったような記憶がある。ラーメンと言えば「屋台で食べるもの」という記憶が何となく残っている。だから、「バスラーメン」が懐かしいのかも知れない。 高校の時に、はじめて「味噌ラーメン」というものを食べた。大門に今も残る老舗である。そこで今までにない味に驚いた。こういうラーメンもあるのか、という驚きだった。正直言って、かつてのラーメンは、それほど美味いというモノではなく、お昼に腹を膨らませるという類のものに近かったからだ。 だから、この「黒船」に近い味噌ラーメンは「札幌ラーメン」というネーミングもあったせいか、函館のラーメン職人に対抗心をいだかせたのかも知れない。だから、今「函館ラーメン」と言われているラーメンは、過去の味から見れば格段に向上していると思う。 お気に入りいただけたらお願いします↓ にほんブログ村
by hidemaro2005
| 2011-02-10 23:30
| 函館・道南
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