by hidemaro2005
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国道228号線を、函館から松前方面に走りますと、木古内市街に向かう旧道とバイパスの分岐点の海側に、ちょっと見では、地蔵さんにも見える石像が津軽海峡を背に立っているのを見かけます。で、その像の前には「木古内の坊」という文字が書かれています。
この「木古内の坊」のことを、道南の年配の方なら「親孝行」の鏡のような人だとか、目の不自由な大男だとか、ボロを着て「付け木」売りをしておった人だとか、教えてくれる伝説の人のようです。なんだか、「江差の繁次郎」のような存在なのかとも思われますけれどもね、実はこの「木古内の坊」は、明治時代の初期に実在していた人で、本名が「川又友吉」という人であったそうです。ただ、中村純三さんという人が著した「木古内の坊物語」では、このようなストーリーで木古内の坊のことを紹介しています。 『木古内の坊と人々から親しまれ盲目に近い不自由な目をして、六尺近い体に“付け木”を背おい町内は勿論、江差、松前、函館と売り歩き、やはり目の不自由な父親と弟の生活を支えながら、生活苦と目の不自由さにもくじけないで孝養の限りをつくした坊の生涯の物語で、今でもその報いで大阪の鴻の池(当時の)の千万長者の家に生まれ変わったという伝説があります。』 実在の人物の言い伝えとはいえ、こんな人がいたら確かにスゴイだろうな。というお話になっていますが、何となく心が洗われるような話でした。ちなみに木古内の末廣庵の「孝行餅」は、親孝行な「木古内の坊」にちなんでいるそうです・・・串( ̄¬ ̄*)♪ あたしがちょっとしびれたのは、坊が上ノ国で拾った財布を警察に届けようとしたときに、落とし主の商人があらわれ、坊に何とかお礼をしたいと言い、高額の謝礼金をどうしても受け取って欲しい、でないと自分の気が済まない。と懇願したときに、坊が言い放った一言ですね。ここは原文を紹介いたしましょう。 『あわてて後を追いかけて来た金剛屋が 「もし、そうおっしゃらずにどうかこの金を納めてやって下さい。私の気持ちがすみませんから・・・・・」 坊はものもいわずにのっしのっしと巨体を運んだ。 「もし、お願いです」 と、さらに追いかけて来る金剛屋に、坊はうしろを振り向きもせずにいった。 「そんなに呉れたければ、俺よりも困っている人や日に三度の口過ぎも出来ない人がその辺にいくらでもいるから、その人たちにやったら気がすむべよ」 この一言に打たれたのか金剛屋はしばらく坊のうしろ姿を眺めていたがやがて掌を合わせて遠ざかって行くその姿を拝むのであった。』 頑張れ東北 ↓お気に入りいただけたら、どれかにクリックをお願いします (〃ゝω・人) にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村
by hidemaro2005
| 2012-04-17 23:54
| 函館・道南
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