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「国鉄」とは「日本国有鉄道」の略称でございまして、政府が100%出資した公共企業体(公社)でございます。発足以前は、運輸省鉄道総局が国の会計で国営企業として経営したものを、「独立採算制」にした公共企業でございます。実を言いますと発足したのが昭和24(1949)年と、さほど古いものではございません。また、国鉄が現在のJRに分割民営化したのが昭和62(1987)年でございますから、「企業」としては、わずか38年くらいの歴史だったわけでございます。それでも何となく伝統があるような気がいたしますのは、この当時の三公社五現業と呼ばれるものは、独立採算と言っても、ほとんど「親方日の丸」にどっぷりつかっていたからなんでございますよ。(  ̄3 ̄)b
そもそも、国有鉄道が確立したのは、明治39(1906)年の鉄道国有法の制定によるんでございます。まぁ、それから大正9(1920)年に鉄道省が設置され、まぁ、カラクリとしては戦後の民主化と、国家予算の疲弊から、国営事業がそのまま「公社」として発足したというわけでございます。言ってみれば「事実上の公務員」と言っても良い存在でございましょう。┐(  ̄∀ ̄)┌ その昔は、それこそ国鉄しか、大量に人やものを輸送する手段はございませんでしたから、営業努力なんてさほどする必要はなかったんでございますし、国の行う「公共事業」を担っているという意味合いが強かったんでございます。その辺あたりが「鉄道マン」というような職人気質を、職域文化として持っていたことも事実でございましょう。 しかしながら戦後の高度成長は、それまでの国鉄中心の輸送体系を大きく変えていったわけでございます。かくして昭和39(1964)年、国鉄は公社発足後15年目で、初めて赤字決算を出しました。それから毎年毎年、赤字は増える一方になり、昭和61(1986)年には累積赤字が15.5兆円になり、事実上経営破綻したのでございます。(ㆀ˘・з・˘)b その大きな理由としては、いくつか挙げられております。ひとつには、航空機や自動車との競争が激化しはじめたにもかかわらず、この変化に対応した経営ができなかったことでございます。また、運賃の改正には法改正が必要で、タイムリーな運賃改定がしにくかったうえ、赤字解消のための経営効率化より、安易に運賃値上げを繰り返すことを選んだため、すっかり競争力を失ってしまったことも挙げられましょうな。たとえば当時、渋谷から横浜まで行くのに、国鉄だと260円かかるところ、東急東横線に乗ると110円で行けるため、ほとんど国鉄を使わなかったのをおぼえてますな。国鉄は私鉄より高いというイメージがございました。(・∀・) また、国鉄という全国一円の職員40万人を抱える巨大組織なため、地域に応じたきめの細かい経営が行われず、仕事がルーチン化したりマンネリになったきらいがございます。また、労使間も不正常になりがちで、生産性向上意欲やコスト意識はほとんど顧みられなかった事も大きいでしょうな。つまり完全に「親方日の丸企業」のため、運賃や人事、給与体系や投資計画にいたるまで国の規制を受けていたわけですから、経営者の自主性はございませんし、そのため経営責任は曖昧になっておりました。ですから労使交渉においても、賃金以外の「勤務条件」で妥協するしかないのでございました。(ㆀ˘・з・˘)b ですから、言われたことをこなすだけとか、コスト無視のユルい勤務状態だったわけでございます。自ら生産性を上げて改革しようと言うより、ストなどを頻発するなど、この場を「凌ごう」というメンタリティの方が優位だったわけでございますな。これじゃ赤字がなくなるわけがございませんよ(  ̄3 ̄)b ↓ お気に入りいただけたら、どれかにクリックをお願いします (〃ゝω・人) にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 スパム防止のため、コメントを承認制にしました。お手数掛けますが、なにとぞご了承ください
by hidemaro2005
| 2013-09-27 21:01
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