by hidemaro2005
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今、五稜郭は石垣に囲まれておるんですが、実を言うとはじめの設計では、全部芝で覆った土塁にする予定だったんでございます。何故かっていうと、この当時のヨーロッパの要塞建築は、対大砲に対する防御がメインでして、砲弾のショックを交わすクッションとして、土塁が有効だったってわけなんでございます。しかも当時のヨーロッパでは、少なくとも三重構えにするっていうのがデフォルトって感じでした。
それにしても、設計した武田斐三郎ですが、この人もまた外国人の力を借りることなく、洋籍ひとつで設計したってのがすごい話で、この人は稀代の逸材だったという事でございます。ですから、いつの間にかこの人にあやかって、顔をなでると成績アップなどという都市伝説が生まれ、修学旅行生になでられてぴかぴかな現在のお顔になっているんですな( ´∀`) この顕彰碑は、昭和39年、五稜郭築城100周年を記念して建てられたものでございました。まさか、今はこうなるとは夢にも思いますまい(゚∀゚ )≡ しかし、堀に水を引いたら寒冷地の箱舘です、土塁が水を吸って凍って崩れるっていう不都合が生じたんですな。それでやっぱり石垣を組もうって事になったんでございます。そこで越前国の名石工の井上喜三郎って人が登用されたんですな。この石はおもに函館山裏の穴澗あたりから切り出された安山岩を使っておるうんですが、だんだん資金不足になって、裏門あたりの石垣を見てみると、その辺から拾ってきたような丸石が無造作に組まれております。五稜郭もだんだん資金不足からか、当初の計画から縮小された仕様になっているんでございますε=(・д・`*) ただ、幕末にこのような斬新な試みって言うのは、各所に見えまして、たとえば佐久藩の龍岡城とか、松前藩も戸切地陣屋など「西洋式稜堡」は皆さんそれぞれ「独学」でチャレンジしてるんですな、こういう点から考えると、この当時の人たちってすごいなと思うわけなんでございます。しかも、箱舘は数少ない開港地で西洋文化にナマで触れられる場所だったうえに、北辺の地の利で結構監視もゆるかったようなんでございます。ですから、後の日本を形づくるたくさんの英才が箱舘に集結しておったわけなんですな。そのような中でのいわば「公認実験場」だったわけなんです。そんななかで、我が国初の本格的な洋式城郭として、亀田奉行所=五稜郭が生まれたってわけなんですね。 さて、明後日は、あたしの先輩が、2時間かけてたっぷり奉行所の説明をするイベントがあるそうですので、そのレポートも併せてご紹介致しましょう。 ↓ お気に入りいただけたら、どれかにクリックをお願いします (〃ゝω・人) にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 密林shop DVD 本 スパム防止のため、コメントを承認制にしました。お手数掛けますが、なにとぞご了承ください
by hidemaro2005
| 2014-06-20 02:55
| 函館・道南
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